風邪は万病の元-長引かせないポイント-

ちょっとした油断で風邪をひいてしまい、仕事や家事を休まなければならなくなったことはありませんか?たかが風邪と思っていると、怖い病気を併発することもあります。正しい予防法を学び、重症化しないように気をつけましょう。

風邪の合併症

「風邪は万病の元」といいますが、事実、お子様や高齢の方は肺炎を併発して入院したり、中耳炎を起こして長期間の通院が必要になることもあります。さらに対応が遅くなると長引くことが多い急性扁桃炎や急性腎盂炎になったり、命に関わる脳症などの怖い病気につながることも。
また、もともとある持病が悪化することにも要注意。糖尿病の方は風邪をひきやすく、脱水症状で血糖値が上がって重症化することもあります。
そのようにならないためにも、風邪ウイルスに負けない体作りを日頃から心がけましょう。

風邪を長引かせないポイント

風邪をひかないようにするには、また、ひいたとしても早く治すためには、日頃から手洗い・うがいをこまめに行い、ウイルスを遠ざけるようにすることが肝心。
また、ウイルスに対する抵抗力をつけ、風邪に負けないように体調を整えておくことも大切です。特に乾燥する季節はウイルスの活動も活発になるため、いつも以上に注意が必要です。

手洗い・うがいは正しく行う

手洗いは、指の間や爪、手首までしっかりと。そこにウイルスが残っていれば、感染の可能性が高まります。
うがいは口の中をすすいだ後、のどの奥をすすぎましょう。のどの奥をすすぐときは、しっかり上を向くことがポイントです。

外出時はマスクを

風邪やインフルエンザが流行する季節は、予防のためにしっかりとマスクでカバーしましょう。機密性の高いものを選び、鼻と口をしっかり覆うことが大切です。また、マスクをすることで口の中や喉が温まって保湿され、ウイルスが棲みにくくなります。

室内を乾燥させない

冬に風邪が流行するのは、ウイルスが低温と低湿で活発になるからです。また、空気が乾燥すれば鼻や口の粘膜も乾燥して異物の侵入を防ぐ機能が弱まり、ウイルスが体内に入りやすくなるので、部屋の湿度は加湿器を使うなどして60%を目安に高めに保ちましょう。湿度が40%を下回るとウイルスの活動が活発になります。

薬は正しく使う

風邪が1週間以上続く場合、また、お年寄りや糖尿病の方が風邪をひいた場合は医療機関を受診しましょう。どうしても忙しくて病院に行けないのであれば、薬局で薬剤師の先生に相談し、症状に合った薬を選んでもらってください。普段から飲んでいる薬がある場合は、お薬手帳を持参すれば、風邪薬との飲み合わせも調べてもらえます。

風邪に負けない力を高める食事

しょうが湯は古くから風邪に良い飲み物として知られていますが、風邪をひいたときは、消化がよく、体を温めるはたらきがある根菜類がおすすめです。
私たちの免疫細胞の6~7割が存在している腸内の環境が悪化すると全身の免疫力も低下します。日頃から風邪に負けない体を作るには、発酵食品など腸内環境を整える食品も積極的に摂取しましょう。

入浴は短時間で

風邪をひいたときにお風呂に入っていいかどうかは、医師によって意見がわかれることもありますが、どうしても入らなければならないのであれば、熱すぎずぬるすぎない40度前後のお湯に浸かり、5分程度の短時間で済ませましょう。 湯冷めしないよう、脱衣室や廊下、寝室なども暖かくしておくこと、風呂上がりに水分補給をすることも大切です。

十分な睡眠

睡眠中は免疫細胞の働きを活発にする副交感神経が優位になるので、夜更かしせず早めに床につきましょう。汗をかいた衣服を着たままだと寝冷えする恐れがあるので、枕元にタオルや着替えを準備しておくといいでしょう。