内臓脂肪・肥満-メタボリック症候群-

「メタボリック症候群」とは、肥満に加えて、高血圧、糖尿病、高脂血症といった、動脈硬化を進め、心筋梗塞や脳梗塞などの疾患を発症させる危険因子を複数持った状態のことです。
高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病は、それぞれが独立した別の病気ではなく、肥満(特に内臓に脂肪が蓄積した内臓脂肪型肥満)が原因で起こることがわかってきました。
このように、内臓脂肪型肥満によって、さまざまな病気が引き起こされやすくなった状態を「メタボリック症候群」といい、治療の対象として考えられるようになってきました。

内臓脂肪蓄積度チェック

思い当たること、いくつありますか?
最近の日本人には、ただの「肥満」よりもはるかに恐ろしい「内臓脂肪型肥満」が増えているのを知っていますか?「内臓脂肪型肥満」は生活習慣と密接な関係があり、心筋梗塞や脳梗塞など、重大な病気にかかる可能性があるといわれています。
あてはまるものを複数見つけた方は要注意。メタボリック症候群の疑いがあります。

体重が増加中
腹囲が増してベルトの穴の位置が変わった
健康診断で血圧が高めと言われた
健康診断で糖尿病の疑いがあると言われた
健康診断で中性脂肪が高いと言われた
健康診断で善玉コレステロールが低いと言われた
禁煙しようと思うがタバコを止められない

肥満が関係する病気

肥満はいろいろな病気や不快な症状を引き起こしますが、さらにその病気や症状が互いに影響しあって状態を悪化させていきます。ここでは肥満がもたらす主な病気や症状について簡単に説明します。

高血圧

増えた脂肪細胞に血液を送るため、血液量が増え血圧が高くなる。

糖尿病

脂肪組織が多くなるとインスリンの作用が弱くなる。

高脂血症

コレステロールや中性脂肪が増え、動脈硬化になりやすい。

高尿酸血症/痛風

食べ過ぎ・飲み過ぎで血中の尿酸が増える。

心肥大

全身の脂肪組織に血液を送り出すために心筋が肥大する。

狭心症/心筋梗塞

血液中の脂質が冠状動脈を硬化させて、血管が狭くなったり詰まったりする。

脳卒中

血液中の脂質が脳動脈を硬化させ脳出血、脳梗塞を起こす。

逆流性食道炎

腹部の脂肪が胃を圧迫して胃液を食道に逆流させる。

睡眠時無呼吸症候群/いびき

脂肪組織が気道を圧迫したり、狭くしたりして起こる。

メタボリック症候群の診断基準

メタボリック症候群の診断基準が2005年4月に作られました。おへその高さの腹囲が男性で85cm以上、女性で90cm以上の場合、この条件に下の3つの症状のうち2つ以上該当した場合、メタボリック症候群と診断されます。

血液中の脂質が異常

中性脂肪150mg/dL以上、HDLコレステロール40mg/dL未満のいずれかまたは両方

血圧が高め

血圧が上で130mmHg以上、下で85mmHg以上のいずれかまたは両方

血糖値が高め

空腹時血糖値が110mg/dL以上
満腹になるまで食べる、間食をよく取る、濃い味付けが好き、野菜をあまり食べない、甘い物をよく食べる、運動の習慣がない、お酒を飲むことが多い、タバコを吸う、ストレスが多い方などは要注意!!

今、あなたはどこにいますか?

生活習慣病の発症から心血管疾患に至る過程は、メタボリックドミノという概念でとらえることができます。ドミノの起点となるのが生活習慣の乱れであり、その乱れがドミノ倒しのコマを倒す引き金となって肥満やインスリン抵抗性が引き起こされ、その結果、高血圧症、高脂血症、食後高血糖などの生活習慣病が発症します。
これらが発症した時点から動脈硬化症、太い血管の障害が進み、虚血性心疾患、脳虚血、閉塞性動脈硬化症が発症し、脳卒中や痴呆、心不全、更に下肢壊死切断に至り、これと並行して糖尿病が徐々に発症してきます。
糖尿病が発症し、高血糖になると細い血管の障害が進み、腎症、網膜症、神経障害が合併し腎障害、腎透析、失明や起立性低血圧やED(勃起障害)に至ります。ドミノのコマを初期の段階で止めるのは比較的簡単ですが、倒れ出してから時間が過ぎるにつれて、支流が増えるなどして止めるのが難しくなってきます。メタボリック症候群にも同じことがいえるのです。

減量・ダイエットならおき薬局へ

メタボリック症候群を改善するには生活スタイルを見直して減量することが大切。とはいえ、絶食などをして短期間で体重を落としてしまうようなダイエットはストレスも大きく、リバウンドする可能性も高いため、禁物です。
内臓脂肪は皮下脂肪に比べて減りやすく、3~6か月かけて体重を5%減らすだけでも、生活習慣病にかかる可能性はかなり軽減されるといわれています。体重80kgの方なら、3~6か月で4kg減。このくらいのペースなら、心身ともに負担が少なく、無理のないダイエットができると思います。
内臓脂肪、肥満、メタボリック症候群が気になる方、また、減量・ダイエットをお考えの方は、お気軽に当店までご相談ください。
また、ダイエットについての詳細はこちらのページにも掲載していますので、あわせてご覧ください。